アメリカ・シアトル旅行記9月2日後編

 クリスマスも大晦日も過ぎて、明けましておめでとうございますになってしまった。

 

昼食後、従姉妹に会いに行く。郊外の一軒家なのだが広くて天井が高い、さすがアメリカ。今の自分の六畳一間の生活もなかなか快適だが、これはこれで羨ましい。家族を持つならこういう家を持ちたいが東京で自分の現在の収入では無理だなぁ。

双子の片割れが買ったおかきと母さんの買った納豆をお土産として渡して、顔を合わせる。
せいぜい一、二度ほどしか会ったことがなかったので少し緊張。コーギーのソラくんが人懐こくてかわいい、居てくれてよかった。もふもふもふもふ、従姉妹曰く男の人に撫でられるのが大好きなのだそうだ。

従姉妹はいわゆるアラサーにもかかわらず16程度に見られてしまい、アルコールを呑んだり買ったりするときはIDを求められるそうだ。やはり東洋系は年齢が分かりづらかったり、幼く見えるのだろう。あと心に残ったのが銃と大麻の話だ。従姉妹自身は銃を持ってないそうだ。だが従姉妹の職場の同僚が話したところどちらも法で許可されており、その中できちんとした体験や勉強無しで批判しないでほしいとのことだ。もっともだ。

その後はスターバックスロースタリーに寄る、物凄く混んでいた。父の提案で明日の朝食はここで決まり。

お酒を呑むのに良い時間帯になったのではセイフィコフィールド近くの「PYRAMID ALEHOUSE」に行く。ここで、双子の相方のお陰でちょっとした奇跡をビールとともに味わった。相方はシアトルに来る前に図書館で「地球の歩き方・シアトル&ポートランド2015、2016編」を借りていた。相方はビールを呑んでる間に「PYRAMID ALEHOUSE」が掲載されているページを読んでいたのだ。そのページの写真にはビールを注ぐ黒人青年が写っていた。僕らの目の前にも黒人青年、相方はページを示して本人かどうかを尋ねた。なんと本人であった。

彼はもう仕事とお客そっちのけで、ガイドブックを借りて周りの客、同僚に見せてはしゃぎ回っていた。その姿はとても楽しそうで微笑ましかった。思い出も出来たし、ビールもとても美味しかった。

ビールを呑んだ後にセイフィコフィールド付近にて、屋台でホットドッグを買った。アメリカに来たら現地のホットドッグを食べようと決めていたからだ。ただのソーセージかと思いきやビーフのソーセージだった。パンにソーセージとオニオンを挟んだらあとはマスタードケチャップ、ザワークラウト、細かく刻んだピクルス、唐辛子をこちらで思い思いにトッピングするシステムであった。最初は何がシアトルのご当地ホットドッグかわからずにスタンダードのホットドッグを買ってしまった。アパートに向かってほんの少し歩くとシアトルホットドッグの名前が屋台に出ていた。迷ったが買った。どうやらシアトルではホットドッグにクリームチーズをトッピングするようだ。そういえば最初の店のメニューにもクリームチーズの名前があったかもしれない。もちろん両方ともに美味しかった。結構なお値段がしたけど、二つも食べまたら満腹で満足になってしまった。少食な人はは一つで飲み物を付ければ、十分な一食になると思った。