アメリカ・シアトル旅行記9月1日前編

おはよう

また随分と日が空いてしまった。もう11月の半ばだ、9月1日の日記のはずなのに。とにかくやめずに気長にやっていこう。

 

9月1日前編

パン2.5枚、ゆで卵、ハム、かぼちゃスープ、バナナ、プチトマト、ツナサラダ、ポテトサラダ、スモークサーモン。
実にアメリカンな朝食だ。食事の後に眠気に襲われる、時差ボケだろう。ブログのための日記を書こうとしても思い通りにならない。単なるメモ書きになる。

今日は双子の相方の提案でワシントン大学に行く事にした。特に行きたい場所も思いつかなかったのですぐに賛成した。

アパートから歩いてすぐの所に地下鉄の駅がある。駅の周辺では鳩と烏と鴎が飛んでいる。

鴎がいるのが新鮮で面白い、僕の近所や職場では鳩と烏ばかりだ。
父の貸してくれたオルカカードでシアトルの地下鉄を使う。オルカカードは日本で言うところのSuicaの様な物だ。

日本のような改札はないが、どうも抜き打ちの検査があるらしく切符やカードがないと100ドル以上の罰金らしい。2、3ドルをけちってこれはたまらない。

バスやトラムもそうだけど、車両の内外には自転車を置く場所が設置されていたのが印象的。

すぐにワシントン大学に着いた、天気は雲一つない快晴で日差しが熱い。痛いぐらいで日陰の方を歩いて正門に向かった。

木の一本一本が日本より大きく感じる。第一印象は良く整備された森林公園の中に大学がある感じ。空気が美味しい。勉強に専念するのにとてもよい環境に感じる。

僕は大学をドロップアウトしたので、比較は難しいのだけれど、とにかく広いと感じた。

ワシントン大学内には鴨がいた、大きい噴水の中を涼しそうに泳いでいた。噴水の縁は鴨の糞だらけであった。噴水の縁が鴨には高く、乗り越えられないので木製のスロープが取り付けられていた。鴨には近づかないようと「Keep your distance」と注意書きがしてある看板もあった。だが鴨の方が人間に寄って行って餌をねだっていたように見えた。鴨の方が強かなのかもしれない。

桜の木があった。どうやら日本から贈られてものようだ。もちろん時期的には葉桜なのだけれど日本から遠く離れたこの地で桜を目にすることが出来たのは少し感激だ。

大学内を散策しているとトイレに入りたくなったのだが、どの建物にあるのか、そして入っていいのかとても迷った。

日本の大学だと建物は一号館二号館という呼称なのだろうけど、ワシントン大学では図書館などにアランとかスミスとか名前が付いていた。のちに父に尋ねると寄付した人の名前をつけているそうだ。

「Suzzallo Library」という図書館の建物はとても歴史のある建物のようで、中の自習室はとても天井が高く窓はステンドグラスが嵌められていて、まるでハリーポッターのようなファンタジーを彷彿とさせてくれた。こんな場所なら勉強に専念できてしまうだろう。

 図書館の中には面白いことに文房具の自販機があった。ノート、鉛筆、ボールペン、サインペン、修正テープ、電卓、USBケーブル、USBメモリ、電池その他があった。

 僕の双子の相方は大学の食堂に勤めている。だからという訳なのか彼の目的の一つであった学食を探す、日本と海外の学食をいろいろと比較してみたいようだ。複数の学食があるには有ったが休日で営業していなかった、数時間散策した後で空腹であったから、とても残念だった。

大学内には鴨だけでなくリスもいた。すぐ逃げられた、鴨と違って警戒心強いようだ。動画も写真も撮れなかった。

帰りの地下鉄車内に精子ドナー募集の広告があった、面白い。ワシントン大学は有名な大学なのでそこの優秀な学生をドナーの対象としているのかなぁと妄想する。